医療法人宏心会 横田歯科医院

虫歯治療

このような歯の症状ありませんか?

このような歯の症状ありませんか?

虫歯の症状は、痛みだけではありません。また痛みは、ある程度進行してから現れる症状です。どんな些細な症状でも、気づいたときにはお早めに当院にご相談ください。

虫歯菌(ミュータンス菌)
がなければ
虫歯にならない!?

虫歯の原因

虫歯は、お口の中に棲みつくミュータンス菌などの虫歯菌が、食べ物のカスを栄養にして増殖し、虫歯菌が出す酸によって歯が溶けることを原因とします。虫歯菌がいるだけで虫歯になるわけではありません。
虫歯菌の出す酸で歯が溶けることを「脱灰」と言いますが、これに対抗する唾液の機能として、溶けだしたカルシウム・ミネラルを元に戻す「再石灰化」があります。
虫歯菌の数が多くなりすぎ、脱灰に再石灰化が追い付かなくなったとき、歯に穴があいてしまうのです。
なお、歯に痛みがある場合、虫歯とともに疑われるのが、知覚過敏です。

歯が痛い!虫歯が原因?
知覚過敏が原因?

虫歯(う蝕)

虫歯に伴う「痛み」は、まず冷たいものを食べたときの痛みとして現れます。その後、熱いものを食べるときにも痛み始め、さらに放置していると何もしていなくてもズキズキと痛みます。
そして虫歯が歯の中心近くまで進行し、神経が死んでしまうと、痛みは一旦消失します。しかし虫歯の進行が止まったわけではありません。感染が歯の根にまで広がると、再度、さらに激しい痛みに襲われます。

知覚過敏(象牙質知覚過敏)

エナメル質の摩耗、歯の破折などによって象牙質が露出し、外からの刺激に敏感になった状態です。
痛み方が次第に変化する虫歯とは違い、知覚過敏に伴う痛みは一貫して「冷たいもの・熱いものを食べたときの痛み」として現れます。
また、それ以外にも次にご紹介する表のように、いくつかの違いがあります。

虫歯と知覚過敏の違いとは
虫歯 知覚過敏
痛みの現れ方 最初は冷たい物を食べたときのみ痛み、その後何を食べても痛むようになるなど、変化していく 一貫して冷たいもの・熱いものを食べたときのみ痛む
痛みが
続く時間
初期であれば数十秒~数分、その後進行すると常に痛むように 一貫して数秒~10秒程度
痛む歯を
叩いたとき
響くような鋭い痛みがある 痛みは出ない

できるだけ痛くない、
歯を削らない、
繰り返し虫歯を作らない
虫歯治療

「治療の痛み」は、誰もが少しでも軽減できればと考えています。当院では、さまざまな工夫によって治療の痛みを軽減することで、安心して受診し、ストレスなく治療を受けていただけるよう努めています。
また、歯を大きく削ると、それだけ歯の寿命は短くなってしまいます。削る量を最小限に留めることで、歯の健康を長くお守りします。

できるだけ痛くない・
痛みの少ない治療

痛みを伴う治療を行う場合には、麻酔を使用します。その麻酔にひと工夫を加えることで、治療の痛みを軽減します。

表面麻酔

歯茎に塗るタイプの麻酔です。塗布後、しばらくすると歯茎が痺れてきます。
これにより、麻酔注射の針を刺すときの痛みを軽減します。

極細の針

注射針にも、さまざまな種類があります。
当院では、極細の針を選択することで、針の先端が歯茎に触れたときの痛み、挿入するときの痛みの軽減を図っています。

できるだけ削らない治療

できるだけ削らないということは、治療の痛みを軽減できるとともに、歯の寿命を縮めないことにもつながります。

神経の保存(歯の神経を残す)

歯の神経を取り除くことを根管治療と呼びます。しかし、神経を失うと歯は十分な栄養を受け取ることができず、脆くなってしまいます。
当院では、できる限り神経を残せるよう努め、歯の将来の健康を損なわないように努めています。

歯の保存(歯を残す)

重度の虫歯や歯周病によって、歯を抜かなければならないこともあります。ただ、抜いて終わりというわけではなく、その後失った歯の機能・審美性を補うため、インプラント・入れ歯・ブリッジなどの治療が必要になります。
当院では、重度の虫歯や歯周病であっても、患者様がご希望される限り、その歯を残せるように努めています。

精密根管治療の
詳細はこちら

できるだけ繰り返し虫歯を
作らない(再発)させない治療

虫歯治療で使用する詰め物・被せ物の材料は、保険診療の金属・歯科用プラスチックと、自費診療のセラミックに大別されます。
保険診療は安価ですが、腐食性やプラークの付着性の問題などから、虫歯のリスクが高くなります。
一方でセラミックは、金属のような溶けだしもなく、プラークも付着しにくくなっているため、虫歯リスク、あるいは歯周病リスクの上昇を抑えることが可能です。
再発予防、そして審美性の観点から考えると、詰め物・被せ物にはセラミックを選択されることをおすすめします。

セラミック治療の
詳細はこちら

虫歯の進行と治療法

虫歯の進行と治療法

C0:初期虫歯

C0はどのような状態か?

まだ歯に穴はあいていないものの、エナメル質が溶け始めている段階です。
歯が部分的に白濁したり、茶色・黒色に変色する程度の症状しかありません。ご自身での発見は困難と言えるでしょう。
わずかでも変色が見られたら、早めに受診しましょう。ただもっとも確実なのは、定期検診に通うことです。この段階の虫歯であっても、歯科医院であれば発見が可能です。

治療法

歯科医院でのフッ素塗布、ブラッシング指導によって歯の再石灰化を促すことで、歯を削らずに治すことが可能です。

C1: エナメル質(歯の最表層)に
小さな穴が開く

C1はどのような状態か?

脱灰に再石灰化が追い付かなくなり、エナメル質に小さな穴があいた段階です。
引き続き、目立った症状は見られません。

治療法

虫歯部分を削り、コンポジットレジンを充填して治療します。
ここから、歯を削る治療が必要になります。

C2:象牙質(歯の内部)
まで達するが、

歯髄にまでは及んでいないむし歯

C2はどのような状態か?

エナメル質を越え、象牙質にまで虫歯の侵食が進んだ段階です。
冷たいものがしみるようになります。また、食べ物が穴に詰まることで歯磨きが難しくなり、このことが余計に進行を助長します。

治療法

虫歯部分を削り、型取りをして、詰め物を詰めます。C1の治療のようにコンポジットレジンの充填で済むこともあります。

C3: 歯髄(神経)まで達した
虫歯

C3はどのような状態か?

虫歯が歯の中心付近にまで達し、神経が侵された段階です。冷たいものだけでなく、熱いもの、常温のものもしみるようになります。常にズキズキ痛むというケースも見られます。

治療法

虫歯部分を削り露髄した場合は、直接的・間接的に覆髄処置する事を直接覆髄法、間接覆髄法と言います。当院では出来る限り歯の神経を保存する治療法を実施するためMTA法にも対応しています。
虫歯の進行が神経に達している場合は、神経を除去する根管治療が必要になります。その上で型取り・被せ物治療を行います。

C4: 歯の頭の部分が崩壊し、
根だけが残ったむし歯

C4はどのような状態か?

神経が死に、歯の大部分が溶けてなくなり、ほとんど歯の根だけになった段階です。
神経が死んだことで、痛みは消失します。ただ、その後感染が歯の根に拡大すると、再び激しい痛みが訪れます。

治療法

根管治療と被せ物治療で、なんとか歯を残せるよう努めます。ただ、それでも歯を残せない場合には、抜歯となります。
抜歯後は、失った歯の審美性・機能性を取り戻すため、さらにインプラント・入れ歯・ブリッジといった治療が必要になります。

虫歯のよくあるご質問(Q&A)

虫歯治療に伴う痛みが心配です。何か対策はされていますか?

当院では、歯茎に表面麻酔を塗布した上で、極細の針を使って麻酔液を注射します。表面麻酔によって歯茎がしびれているため、注射麻酔そのものの痛みも軽減されます。
また、事前に十分な説明を行い安心していただくこと、適時お声がけをしてリラックスしていただくことでも、痛みの軽減が期待できます。緊張していると、どうしても痛みを感じやすくなるためです。

奥歯の溝に、茶色っぽい線が見えます。単なる着色でしょうか?

着色の可能性もあれば、虫歯の可能性もあります。まずは歯ブラシでその溝を擦ってみてください。きれいに取れれば、着色や食べかすだったのでしょう。ただ、茶色い線が取れなかった場合には、ご自身でのそれ以上の判断は諦め、すぐに歯科医院を受診しましょう。
この段階であれば、歯を削らずに、フッ素塗布とブラッシング指導で治せる可能性があります。

初期の虫歯の治療では、フッ素塗布と丁寧な歯磨きで治せるとききました。フッ素入りの歯磨き粉を使って歯磨きをすれば、自分で治せることもあるのでしょうか?

フッ素入りの歯磨き粉を使っても、たとえそれが初期の虫歯であっても、自力で治すことはできません。
歯科医院の「フッ素塗布」は、医療機関でのみ取り扱いが認められた高濃度のフッ素を使用します。歯磨き粉では、初期虫歯を治すほどの十分な再石灰化の効果は期待できません。
必ず、歯科医院を受診しましょう。

根管治療を行っても、歯を残せないことはあるのでしょうか?

虫歯が進行し歯の根まで炎症が広がっていると、根管治療を行っても歯を残せないことがあります。ただ当院では、患者様がご希望される限り、その歯を残せるように努力いたします。
他院様で「抜くしかない」「根管治療ができない」と言われた場合でも、一度、当院にご相談ください。

TOPへ戻る